スチームトラップ とは・・・・・
蒸気が熱量(機器が仕事をする都度)を奪われた時、
必然的に発生する「水部分(ドレン)を分離・排出」 「断続的・蒸気漏れをさせない装置」
蒸気を媒体とする機器や蒸気を送るための蒸気管において、熱交換や放熱によって発生した復水(ドレン)を、
排除(蒸気を漏らさずに)する装置がスチームトラップです。

※ドレンがシステム内に残存すれば熱効率の低下をもたらします。
ドレン及びエアを蒸気輸送・配管内から排除することにより、スタートアップ時間の短縮、ウォータハンマの防止、
蒸気の安定供給、熱効率保持など、エネルギーを無駄なく利用することを目的とします。

●不具合トラップとは・・・・・
「諸般の原因により、本来の機能を果たさなくなった状態 = 漏れ・ツマリトラップ」 

●漏れトラップとは・・・・・
弁部が何らかの要因で常時開放し、生蒸気が漏れている状態(燃油代が上昇します)
簡易判定方法と致しまして、給水タンク(ドレン戻りタンク)に付随されている大気開放
(煙突)のけむり≠ェ真一文字に勢いよく出ます(生蒸気が直通)
漏れがない正常な状態ですとけむり≠ヘ、モヤモヤと拡散します
正規に測定するには各機器・蒸気配管の「入口側・出口側」を測定する必要があります
弊社にお願いいただければ専門機器を酷使し判定いたします→をクリックして下さい

●ツマリトラップとは・・・・・
弁部が開弁出きず排水不全に至った状態です。蒸気漏洩は、ありませんが本来排出され
なければならないドレンが排水されない為、機器内にドレンが溜まり放置しておくと
ヒーターパンク・機器の故障に繋がります。また、機器の温度障害を誘発します


●不具合があると・・・・・
・・・・・・・・・・・・@燃料消費が多くなる
・・・・・・・・・・・・A立ち上がりが悪い
・・・・・・・・・・・・B温度が上がらない
・・・・・・・・・・・・C機器に負担が掛かる
・・・・・・・・・・・・D始動時にハンマー現象が生じ機器および配管の損傷に繋がる
・・・・・・・・・・・・E上記要因によるランニングコストの増大

●損失はどの位?・・・・・
蒸気漏れによる損失は、「直接損失」であり想像以上に大きいものとなる
ゲージ圧力7kg/cm2の蒸気が、噴出穴径2mmより漏洩する場合、損失蒸気量は
「12.8kg/hr」となり、年間2,200時間では「28,160kg/Y」、ごくスタンダードなボイラ効率(85%)
とした燃油換算量は「約2,252L/Y」となる
2mmの穴3ケでは、なんと・・・約7kL/Y(年間7000L)の燃油相当量が漏洩していることになる

7000(7KL)×35(円/燃油単価)=245,000円の損失
[是正の必要性]
仮に2mm径の蒸気、漏れ スチームトラップ が 「 3台 」あれば
12.8×3台=38.4kg/h
漏洩損失蒸気が=38.4kg/hとすると蒸気使用量換算では
なんと、「アイロン」の19.2台/h分に相当します
※蒸気漏れ損失漏洩量は使用蒸気圧・稼動時間の条件により、各ユーザー様で異なります。ここでは一例を挙げています

●寿命は?・・・・・
産業平均では3−5年となっています。
通常、「常に蒸気を通しっぱなしで機器を稼動させる条件」であれば
部署・圧力にも依存しますが2〜4年で弁部が磨耗し始めます
ユーザー様自身が スチームトラップ の漏れの認識を得るころには
相当・磨耗が進んでいると考えられます=×蒸気漏れトラップ
半永久品と考えられているユーザー様が結構みえます
トラップは消耗品とお考えください

漏れを放置したら年間・損失コスト内で十分購入可能です
工場規模にも依存されますが不具合 スチームトラップ を3台以上放置することは
確実にコストに係わってきます
弊社にお願いいただければ専門機器を酷使し判定いたします→をクリックして下さい

●選 定・・・・・
スチームトラップ は機器により型式が異なり、誤った スチームトラップ を機器に取付けますと
思わぬ支障をきたしますので注意が必要です
自前で スチームトラップ を入手されるか、専門工事業者・以外で施工されますと
選定ミスが実に多く、弊社への相談でもっともよくある事例です
以下の要件にご注意ください

<選定時の注意>  ドレン管理の厳しいクリーニング業界様を例に取り上げています

以下の スチームトラップ の様式が一般的に採用されています。

★「ディスク式=サーモダイナミック」・・・
  トラップ内のドレン貯留スペースが機構上、省スペースであり、低圧ドレンがトラップ内に
  流入された時点でドレンの排出をおこなう
  作動回数は多くなるがドレンの即時・排出性に富む

★「バケット式=メカニカル」・・・
  トラップ内部のバケットに定量のドレンが貯留した時点でドレンの排出をおこなう

★「フロート式=メカニカル」・・・
  バケット式を更に進化させた製品。ここでは細かな説明は控えます

  スチームトラップ は使い方によって「以下の2種」に分かれます

@生蒸気をダイレクトに使う機器
=「ア イ ロ ン」 「パ フ」 「ト ッ パ」 「プ レ ス」 「スチームBOX」は,
スチームをダイレクトに使います。よって、常に乾燥状態の蒸気が要求されます
湿り気味の蒸気が供給されますとドレンが滞留→逆流し、大切な製品が汚れるばかりではなく
確実に余分な蒸気を消費します
乾燥状態の蒸気を供給するために 「ディスク式」 スチームトラップ をお使いください。

A生蒸気を間接的に使う機器
=「乾 燥 機」 「熱交換器を介して使う機器」 はドレンの熱量(顕熱)も、効率的に利用します
したがって定量のドレンが貯留した時点でドレンの排出をおこなう
「バケット式」 スチームトラップ をお使いください。
                ※顕熱とは、温度の上昇・下降に伴う放射や対流による放熱をさす

●管末トラップの重要性・・・・・
各系統の蒸気配管・管末に「生蒸気管・ドレン抜き用の スチームトラップ を装備」
配管の「終点」はドレンが溜まりやすい上、管末直前の機器のドレン吐けが悪くなるために
その配管ラインの機器全体のランニングが低調します(ドレンが障害となり、余分に蒸気を消費します)
管末 スチームトラップ は蒸気配管上、必需品です

●省エネは元から・・・・・ ドレン管理の厳しいクリーニング業界様を例に取り上げています

蒸気の根源はボイラーです
ボイラーおよび・諸設備に対して「最低限の知識」を持つことが重要であり、ひいては、確実に
お店の繁栄につながることなのです
「無駄と即断すべき事柄」でも、まったく気付かずに、旧態依然のままですと
それが「当たり前」になってしまいます

現在、クリーニング業で使われるボイラーの99%が「小型・貫流式」であります
従来のロトウ式・水管式等のボイラを使われるクリーニング工場は
まず、見掛けることがなくなりました
「小型・貫流式ボイラ」は資格等を有することなく、保全・補修が容易であり
何といっても、効率が高く燃料の節約が可能であり、蒸気の立上がりが
早いことです。また、価格的にも低廉なために、これほどコストパフォーマンスに
優れたものはありません

しかし貫流式であるが故の「問題点」もあります

@蒸気中の水分保有量が多い
A水位制御が極めて重要なこと:
B負荷変動に弱い
C缶水の濃縮が早く水処理が重要

簡単にまとめると蒸気の使用(消費)頻度が極端に変わると(負荷変動)
ミスト状の蒸気(湿り蒸気)を引っ張ってしまうこともあるわけです
そのため、十分に余裕のあるボイラ容量を選定すること!!
蒸気・使用機器の総蒸気消費量の30%位は(最低限)余分に余裕を
持ったボイラーを選定すること
常に高燃焼で廻り続ける状態では缶体に負担が掛かります

以下の節約に関しての「重要事項」を留意してお読みくださいませ
よく、クリーニング工場では「高圧」「低圧」の機器を混成して使っており
減圧弁を介して圧力の制御をしていますが
蒸気使用量の大きな機器を稼動させると他の機器の圧力変動が
極端に起こることはないでしょうか?あの機械に蒸気を送ったら
他の機器の温度が上がらない・ダウンしてしまう等・・・・・・

主要因としては・・・

@ 蒸気使用量に準じたボイラーを使っているか?
 =設備に符合した蒸発量のボイラか確認ください:

A <蒸気供給・圧の見直し=圧を落とせるか>

蒸気圧力が低いほど加熱に有効な凝縮潜熱(蒸気の液化時に放出する熱量)は大きく、
飽和蒸気の比エンタルピが低くなるので燃料の節約にもなる
反面、設定圧力の下げ過ぎはキャリオーバや配管圧力損失(蒸気体積増)増大に
つながるので、必要温度付近の設定圧に調整する必要がある

B「スチームヘッダ」は装備されているか?

スチームヘッダを装備していない工場が目立ちます
「スチームヘッダ」を装備しているのと装備していないとでは
年単位で考えますと、大きな損失につながります

<スチームヘッダーが装備されていないクリーニング工場のケース>

稼動的には2K・5Kラインの機器が多く稼動します
ところが蒸気使用量の多い乾燥機・パーク等がフル稼働した際、
頭なし(ヘッダなし)では送気・割合が7Kラインに移乗してしまうこともあるので
定圧を保つ「ヘッダ」が必要となります(蒸気配管のみでは、ヘッダ代わりに、なり得ません)
ボイラから機器までの蒸気配管においての放熱によって、発生したドレン水の除去が
出来ずそのまま機器に持ち込まれます
特に立上がり時にアイロン等から大量にドレン水が放出する事例は、よくあります
蒸気配管(大元=ヘッダ)からの適正な措置が必要だということを肝に銘じてください
スチームヘッダ施工に際し、金額的予算が厳しいのであれば「ドレンセパレーター」を
使う手もあります(設備の蒸発容量等がクリアできれば)
スチームヘッダーとは?steam receiver
スチームヘッダーは「蒸気管よせ」といって、ボイラーからの
蒸気を一旦集め、水と蒸気に分ける装置です。

C蒸気配管の保温(放熱防止)

蒸気供給本管の完全保温は勿論の事「蒸気使用装置・周辺」は裸管になっている工場を
よく見かける
圧力5.0kg/cm2では保温していない管径25mm(1B)の蒸気配管から
1m当り約200kcal/hの熱が放熱している。仮に自社工場・延長50mの
未保温配管があると放熱ロスは・・・
10,000kcal/hとなり、蒸気換算では15kg/hの損失になります
蒸気単価を3.0円/kgとすると月間約1万円、年間では12万円に相当します
漏洩損失蒸気が時間当たり15kg/hとすると蒸気使用量換算では
なんと、「アイロン」の7.5台/h分に相当します。

●配管材SETサービス・・・・・ 参照ページ→をクリックして下さい

業界初!!配管材SETサービス!!

簡単なことですが意外な反省点がありました。
「簡単な配管は、自前」でおこないたい
何とかならないかという、ご指摘メールを多くいただきます。

機器の配管等は専門工事業に任せなければならないですが
「至極・簡単な部分」は、自前でおこないたいと言ったような
貴重なご意見を今までに積極的に取組めなかったこと、お許しください。
自前で配管をおこなっていただくために配管の端材(ねじ切り・シールテープ付)を
スチームトラップに接続した状態で納品いたします参照ページ→をクリックして下さい

現在付いている スチームトラップ 端からチャッキ弁・端までの長さと配管サイズ(15Aか25A)
をご指摘いただければ、その分の端材を加工し、シールテープを巻いて
納品いたします。ネジを切っていますので、そのまま、接続できます。
簡単なようですが他メーカーでは工数の関係上、なかなか応じてもらえないオプションです

返答例 : トラップ端からチャッキ弁・端までの長さ(?)=180mm(ミリ) 配管サイズ=15A

●点検依頼方法・・・・・
蒸気漏れ診断サービスページをご覧ください→をクリックして下さい

                        

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